日本の食糧情報
日本の食糧事情について 独自にデータを集め作成したグラフを公開致しました。
日本は戦前戦後まで食糧不足状況にありました。
まずは、主食の米をたくさん作ろうという農業施策で供給過剰になりました。
日本は農地が少ないという事から国内自給は難しいので工業を主体に輸出し外貨を獲得して食糧は輸入すれば良い。
農業はその様な中で犠牲になってきた面もありますよね
でも、やっぱり平和な時代も長くは続きません。
戦国の世の中へ戻ったと言われておりますが、気象変動、農業者の減少や耕作放棄地の増加や食糧・肥料の国際価格の高騰など「食糧問題」はもう既に始まっています。
参考データ:
e-Stat日本の統計が閲覧できる政府統計ポータルサイト。
日本国内の主要野菜収穫量の推移グラフです。
昭和48年~平成29年
※農林水産省の統計からグラフを作成しました。
日本国内産 穀物生産量 輸入穀物量 推移グラフ
データは農水省統計・財務省貿易統計を基に制作しました。
下段が国内生産量で、上段が輸入量となっております。
現在、国内での米は自給出来ていますが、今後は農家の減少で自給できなくなるとの予測です。
穀物は、国内の米生産量の約2倍以上を輸入に頼っています。(家畜飼料含む)
日本国内の肉生産量と輸入肉量の推移グラフ
データは農水省統計・財務省貿易統計を基に制作しました。
平成29年時点で 肉の国内生産は約60%を占めています。
しかし問題なのはエサとなる飼料のほとんどを輸入に頼っているという事です。
現在過剰な米の対策として飼料米制度がありますが、米は通常、飼料の10%程度しか混ぜる事が出来ないと言われております。
野菜の国内生産量と輸入生鮮野菜・輸入冷凍野菜量の推移グラフです。
農水省統計を基に独自にグラフを制作しました。
野菜は国内自給可能ですね
野菜収穫量は天候に左右されやすく、過剰になれば価格暴落しやすい事もあり
生産者に対する消費者の理解も大切と感じます。
データ公開が平成29年までしかなかったので新しく公開になったら更新します。
有事になれば庭で栽培も可能ですよね
生鮮野菜の輸入量の推移です。
平成19年~平成29年の10年間の推移です。
※農畜産業振興機構のデータをもとに作成しました。
冷凍輸入野菜の輸入量と金額の推移です。
2008年~2017年の10年間の推移です。
※農林水産省品目別実績貿易データをもとに作成しました。
肥料 輸入単価 推移表(1t価格)
窒素:尿素(N)の輸入量の推移である。
参照:財務省貿易統計データ
肥料問題発生から財務省の貿易データが公開されているので追跡調査している。
ようやく落ち着いて、単価は下落傾向にむいた。
業界では6月以降の肥料販売価格は下落する見込み。
今後、何もなければだが・・・
その他の肥料原料であるリン酸・カリも追って掲載する。
日本は、リン酸(P)や加里(K)は、鉱石が主でほぼ輸入に頼らざるを得ない状況。